弦楽専攻
多くの演奏経験を積み 作品が持つ「真の美しさ」を表現できる演奏家を目指す
教育目的
将来、演奏家として社会に貢献できる人材を育てることを目標にしています。そのために、演奏技術や表現法のほか、さまざまな知識と知恵を身につけた上で、どの作品も自らの力で解釈し、演奏できる能力を養っていきます。
在学中にできるだけ多くの演奏経験を積むことで、音楽作品への理解と共感を深め、作品が持つ“真の美しさ”や自身が得た音楽の感動を世の人々に伝えられる表現力を培います。
実技カリキュラム
1年次には基礎技術の確認と古典派を含む弦楽器のための作品を、2年次にはバッハの無伴奏曲などを含む弦楽器のための作品を修得することで、前半2年間に、演奏技術や表現法の基礎力の徹底を図ります。3年次には協奏曲とオーケストラ伴奏による独奏曲を含む弦楽器のための作品を、4年次にはこれまでの集大成として、広範囲にわたる弦楽器のための作品を修得することで、後半2年間にソリストとして、また室内楽やオーケストラ奏者として、どの分野にも要求される高度な演奏技術と表現力、そして高いアンサンブル能力を身につけることを目指しています。
弦楽専攻では、各々の個人レッスンで演奏上の基礎テクニックと表現法を修得し、室内楽、弦楽合奏、オーケストラの授業を通して合奏能力を身につけます。
年2回の独奏による実技試験のほか、各クラスで自発的な試演会も行います。また、オーケストラの定期演奏会が京都コンサートホールにおいて年2回開催され、ほかにも学内外で多数の演奏会に出演する機会があります。
科目一覧(現1回生用)
在学生の声
他専攻の先生方からのアドバイスも。視野を広げる貴重な機会です。
木村 美香さん(弦楽専攻4回生)
2023年秋に移転してから、半年が経ちました。
新キャンパスは、「テラスのような大学」の名の通り開放感があり、より京都という土地を密接に感じられる環境になりました。
弦楽専攻は一学年14名。少人数制ではありますが、その分1回生の頃から演奏の機会を多く持てます。バロックから近現代に至るさまざまな音楽を経験でき、学年を越えたアンサンブルの中で、個性豊かな音色や感性に出会えます。
専攻の先生はもちろんのこと、他専攻の先生方からアドバイスをいただくこともあります。広い世界で活躍する先生方の指導のもと、自らの視野を広げる貴重な機会が得られます。演奏機会も多く休む暇はないですが、自分の望むままに音楽とじっくり向き合えるこの環境に喜びを感じています。
受賞者リスト
専攻のゼミや活動
ウエスティ音暦
地域への文化芸術の還元、地域文化への寄与、市民に対する良質な音楽の提供を目的として、京都市西文化会館、京都市音楽芸術文化振興財団との共催により、「ウエスティ音暦」と銘打った演奏会を実施しています。2010年度から、年2回のうち1回を弦楽専攻が担当しています。
188体育
非常勤講師(実技)一覧
ヴァイオリン
- 泉原隆志
- 江口純子
- 大谷玲子
- 黒川 侑
- 西尾恵子
- バブアゼ?ギオルギ
ヴィオラ
- 小峰航一
- 細川 泉
チェロ
- 福富祥子
コントラバス
- 西口 勝